こんにちは!ほなみんです。
早いものでニュージーランドに来て約一ヶ月が経過し、ついに帰国する日になりました。
実はですね、ニュージーランドに来るまで
特に印象がない国
だと思っていたんですよね。(失礼)
あるとしても「羊」や「自然」など。
特に魅力を感じたこともなく、今まで行ってみたいと思ったことさえありませんでした。
今回はNZ在住のはっしーさん(@hassy_nz)に航空券と滞在費をスポンサードしてもらうことがきっかけで、初めて訪れることになったのですが…
私の中のNZのイメージが「何の印象もない国」から、
「多様性に寛容な国」に変わりました。
スポンサー様のお金じゃないと人生でNZへ行くことはなかったと思うので、はっしーさんにはとっても感謝しています。(小声)
ぜひ、みんなにもニュージーランドの素晴らしさを知ってほしい…!
ということで、飛行機の中でこの記事を書き綴っております。
目次
ニュージーランドの首相が素晴らしい
My message for International Women’s Day. pic.twitter.com/meICDXfv9A
— Jacinda Ardern (@jacindaardern) 2018年3月8日
こちらの動画の美女の名はジャシンダ・アーダーン首相。
ニュージーランドの首相で、37歳という若さで国のトップに登りつめたお方です。
私がニュージーランドで感動したことのひとつにアーダーン首相の素晴らしさがあるので、
数あるエピソードの中からもっとも感動した2つの事実を紹介します。
首相に就任してすぐに6週間の産休を取得

アーダーン首相は、首相に就任して3ヶ月後には妊娠を発表し、6週間の産休を取ったことで知られています。
在任中の首相が産休を取ることは世界初の事例!
ニュージーランドでは産休を取ることに対しての批判などはほとんどなく、国中が祝福ムードになったとのことで、「なんて素敵な国なんだろう…」と感動しました。
しかも、NYで行われた国際連合総会には生後三ヶ月の赤ちゃんを連れて出席したんですよ。
国のリーダーがこれくらい身をもって子育てしやすい社会を示してくれるのは素晴らしいですよね。
ニュージーランドは女性の社会進出が進んでいる国だという印象を受けました。
テロ発生から1週間で銃規制強化

2019年3月18日、クライストチャーチ中心部で銃乱射事件(テロ)が発生し50人の死者が出ました。
これはニュージーランド史上、最も凄惨な事件と言われています。
事件後すぐの記者会見で、アーダーン首相は国民の不安の解消するためテロ発生から24時間以内に銃規制を宣言。
そして、6日後には法制化したのです。
このスピード感には感動したし、アーダーン首相の愛溢れる行動には涙が出ました。
▼こちらの記事がとてもよくまとまっていたので、ぜひチェックしてみてね。
アーダーン首相も、ニュージーランドという国も大好きになりました。
世界屈指のバリアフリー先進国
ニュージーランドの公用語は英語・マオリ語・手話の3つで、手話を公用語に取り入れたのはニュージーランドが世界初です。
手話を使う人たちにとっては「手話が公用語として認められている」というのは心強いですよね。
※マオリ語はニュージーランド先住民族の言葉。マオリ語とマオリの文化を守っていくために小学校では必修化されているよ
他にも、建造物はすべてバリアフリー配慮にしなければならないと法律で定められており、車椅子でも旅行しやすい国としても知られています。
また、ほとんどの飲食店にはヴィーガンやグルテンフリーのメニューがあり、アレルギーや宗教的な理由で食事制限がある人にも寛容。
他にも同性婚が合法だったりと、ニュージーランドでは多様性が認められているなと感じます。
「ギャップイヤー」が浸透している
ギャップイヤーを取るメリットは、
・自分が本当に勉強したいことをじっくり考えられる
・自由な時間を設けることで自分で考え行動する力が身につく
・大学ではできない経験をすることで知見が広がる、など。10代で自分の将来を決めるって難しいから、こんな選択肢が広まればいいのになと感じた
— ほなみん🐑ニュージーランド (@honamin_____) 2019年3月25日
ニュージーランドでは、この「ギャップイヤー」を取ることが推奨されているんだって。
高校生の頃に「大学で勉強したいことがない」と思っていた身としては、ギャップイヤーのような選択肢を知りたかったし、もっと浸透してほしいなと感じました。
10代で自分の将来を決めるって難しすぎるから。
「とりあえず大学に行く」ではなくて、若いうちに色んなことを試したうえで「勉強したいことがあるから大学へ行く」になればいいよね。
世界で最も早く8時間労働制を取り入れた国
ニュージーランドは、世界の基準になっている一日8時間労働制をはじめて取り入れた国としても知られています。
クライストチャーチでプログラマとして働くはっしーさん(@hassy_nz)は一度も残業をしたことがないとのこと。
たしかに市内のお店は閉まるのが早くて、カフェは16時とかで閉店してしまうんですよね。日曜日もやっていないお店がほとんど。
しかしこれは「楽しく生きるために働く」という感じがして素敵だなと感じました。
また、現在ニュージーランドでは週 4日出勤を正式採用することも検討しているという噂が…!
ニュージーランドのある企業が2ヶ月間、出勤を週4日にするという実験を行った。その結果、予想以上に良い効果が得られたために、その正式採用を検討しているそうだ。
ニュージーランド、QOLが高すぎるっ!!!
食料自給率400%!食べ物が美味しい
「ニュージーランドは食べ物が美味しくない」
と聞いていたため正直あまり期待していなかったのですが、ニュージーランドで一番感動したことが食べ物の美味しさでした。
スーパーで売ってるお肉は柔らかくてジューシー。海鮮もサーモンやオイスター、ムール貝も有名で、フィッシュ&チップスは本場ロンドンで食べたものよりもずっと美味しかった!
酪農大国なのでチーズもヨーグルトも最高だったし、ワイナリーも各地にあり(ニュージーランドはピノノワールが有名だよ)、クラフトビールも美味しい。
そして、アイスクリームの消費率が世界一のアイスクリーム大国でもあります。
ニュージーランドはアイス消費量が世界で一番多い国!
オークランド滞在時に「Giapo (@Giapo )」という人気のアイスクリーム屋さんに連れて行ってもらったよ!!お値段は$27(約2,000円)と、今までで一番高級なアイスだった…! pic.twitter.com/6aiR2xqVav
— ほなみん🐑ニュージーランド (@honamin_____) 2019年3月25日
今まで行った国の中でもトップクラスに美味しくて満足度が高かったです。
自然が豊かで心が癒される
「自然が美しい」とはなんとなくイメージすることはできましたが、実際に見てみると圧巻でした。
壮大で美しい。

特にテカポ湖から見える星空が絶景で、天然プラネタリウムだった。
あの景色は忘れられないな。
ニュージーランドにネガティブなところ
ニュージーランドのネガティブなところは、3つだけ!
1.作業環境が整っていない
カフェが16時には閉まってしまうので、夕方になると作業する場所がありませんでした。
Wi-Fi環境も日本と比較すると整っておらず、多くのお店で30分〜1時間までなどの時間制限がありました。
カフェだけではなくホテルやオークランドの空港にも制限があったので不便に感じましたが、時間制限があるためダラダラと作業することもなくなったし、SIMカードを買えば解決するので、そんなに問題はなかったです。
2.食べ物が美味しいので太る
気をつけなければ、間違いなく太ります。
3.移動が不便
中心部が広すぎるので、徒歩だと移動に時間がかかります。
車がないと移動が不便だなという印象でした。
ニュージーランドは優しい国
ニュージーランドがこんなにも素晴らしい国だということは知らず、「何の印象もない国」だと言っていた自分を全力で恥じています。
こんなに他者の多様性に寛容で優しい国って他にないんじゃないかな…
以前の私と同じようにニュージーランドのことを知らない日本人はたくさんいると思うから、ぜひ多くの方にニュージーランドの素晴らしさを知ってほしいし、
機会があればぜひ足を運んでほしいなと感じます。
以上、ニュージーランドの魅力でした。
次の記事ではニュージーランドで体験したこととか、思い出をまとめるね!