「お金は汚いもの」日本人の先入観は武士の考えからはじまったものだった

 

こんにちは、スーパー美女です。

 

突然ですが、皆さんは日本で暮らしているなかで「お金の話をすることは汚いこと」という感覚を持ったことはありませんか?他にも、

・挨拶やお礼をしないといけない
・厳しいことを言われても笑ってごまかす
・男性は外で働き、女性は家を守る

こんな風潮を感じたことがある方もいるのではないでしょうか?

 

そんな日本人の性格が構築されたのは、「武士道」が大きく影響しているって知ってましたか?

日本人の性格や、そう考えるようになった理由について、簡単にまとめてみようと思います。

 

金銭の価値を知らないのは育ちのいい証拠

武士にとって「贅沢」とは、人間を堕落させる最大の敵でした。

金銭や貪欲さを嫌い、生活を簡素化することが武士階級の慣わしで、 経済のことを口にするのは下品とされ、金銭の価値を知らないことが育ちのいい証拠でした。

数学やお金を扱う仕事は身分の低い人がやるものでした。

「お金の話をするのは汚いこと」という風潮はここからきているものなんですね。

 

「名誉」を守るためなら自己犠牲を厭わない

若者達が追い求める目標は、富でも知識でもなく「名誉」でした。

「名誉」の観念は、裏を返せば「恥を知ること」なので、武士の間では高潔さに対するいかなる侵害も「恥」とされ、羞恥心を大切にすることは幼少の教育においてまず初めに行われました。

「人に笑われるぞ」「恥ずかしいことをするな」などの言葉は、この時代からきているんですね。

武士たちが守るべきものとは「後に得られる利益」よりも「自分に恥じない高潔な生き方を守る」ことだったので、

名誉を守ることができるなら命は軽いものでした。

 

苦しいことがあっても笑顔を絶やさない

日本人は苦しいことがあっても笑顔を絶やさない傾向がありますが、これは、武士が「ネガティブな感情を外面に表さない」という礼を重んじていたからなんです。

感情の抑制を強要されていたから、笑うことで心を乱さぬ努力を隠していたんですね。

日本人にとっての笑いは悲しみや怒りとのバランスを取るためだったのです。

 

特に男性は「男は強いもの」だという風潮もあり、悲しみなどの感情を抑制して生きてきた人も多いのではないかと思います。

感情を表に出せないって苦しいですよね。

 

「謙虚さ」が礼の根源

日本では古来より「作法や儀礼は精神的規律の上着」とされており、お辞儀の仕方、歩き方など、きめ細かな規範がつくられかつ学ばれていました。

 

礼儀の良さとは「礼は寛容にして慈悲深く、人を憎まず、自慢せず、高ぶらず、相手を不愉快に刺さないばかりか、自己の利益を求めず、憤らず、恨みを抱かない」もので、

優美な立ち振る舞いの練習は内なる余力を蓄えるこ言われ、徹底的に練習していたようです。

 

現代では「人に不快な思いをさせないため」「当たり前の文化」という感覚がありますが、本来は「自分を高めるため」に身につけるものでした。

 

女は家庭を守るもの

女性教育の基本は「家を治めること」でした。

家の名誉を守り、健全さを保つために働き、家族のために身を犠牲にするのは名誉ある立派な行為とされていたため、幼い頃からみずからを献身するように教えられ、常に従属的な奉仕の生涯でした。 「内助の功」というやつですね。

 

現代では女性も社会に出て働いていますが、いまだに「家事は女性がするもの」というイメージを抱いている人も多いですよね。今では男女差別だと言われかねない内容ですが、

当時は「外で稼ぐのが男」「家を守るのは女の仕事」と役割が完全にわかれていたので、それぞれの世界に身分の違いはあれど、夫婦関係は対等だったと言われています。

 

明治維新による西洋化

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明治維新により西洋文化が入ってきて、社会全体が西洋化していきました。

これは「ミーハーだから流された」なんて思われがちですが、

「劣等国として見下されることに耐えられない名誉心」

これが最大の動機となって、日本人自らが自発的に西洋文化を学び取り入れたのです。

 

 

 

【参考文献】
武士道 / 新渡戸稲造,岬龍一郎

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